紅葉探訪奥秩父大回り 編


訪問日 2005年11月13日(日曜日)



今朝は文句なく早く出掛けた。午前3時半起床、4時半出発!外環道を草加から乗り大泉ジャンクションを通り関越自動車道へ入る。

日曜日の早朝となれば首都圏の大動脈もさすがに交通量は少なく無論渋滞などない。制限速度の1割増程度でのんびり巡航し1時間経過時点で東松山を通過、その先本庄児玉ICで降りる。早朝のドライブは捨てがたい。高速道路が空いているのもさることながら、外環道が250円、関越自動車道の練馬〜本庄児玉間が1,100円と言うのも見逃せない。

高速道路の料金は半額くらいでちょうどいい。道路の特定財源を一般財源に振り替える前に、これまで「道路の使用は受益者負担」を唱えてきたのならその原則を貫き、受益者から吸い上げ過ぎて余剰した特定財源は高速道路料金の値下げで受益者に還元して欲しいと思う。
本庄児玉からは真っ暗な国道462号線をひた走る。辺りが薄明るくなった頃、巨大な構築物が姿を現した。神流湖を作っている下久保ダムだ。

「ぞっ!」とした。僕はなぜか、このダムとか堰を見ると吸い込まれる感覚と言うか飲み込まれると言うのか、無性に恐怖感を覚える。しかも薄暗い中の巨大なダムである。とてもクルマを停めて景色を眺める余裕などない。

神流川沿いを更に足早に駆けのぼり、巨大なダムの怨霊の念からも解き放たれた頃、道の駅「万葉の里」で小休止とした。自宅を出てからちょうど2時間を経過していた。川の斜面にオーバーハングした見晴台の床面は凍結していた。ここから先は路面状況に充分注意をしながら走行する必要がありそうだ。

その先10kmくらい先で国道299号線へ左折し秩父方面を目指す。対向車もほとんどなくタイトなワインディングで軽快なBMWのハンドリングを引き続き堪能する。

かなり大回りとなってしまった。小鹿野町で県道37号線へ折れるのだが、この交差点沿いのコンビニで若干の飲食料を買い求め午前7時半に朝食とした。

小休止の後、両神村を通過して国道140号線へ抜け、紅葉が盛りとの中津峡を目指す。

中津峡は部分的に奇麗な紅葉を織りなしており、気の向いたところで何度もクルマを停めて自然の彩りを楽しんだ。

中津峡でUターンして140号線を少し戻ったところに今日のもうひとつのお目当て「大滝温泉」がある。

大滝温泉のある「道の駅大滝」の9時過ぎに到着した。温泉は10時から入れるので、まだ川幅の狭い荒川へ降りて散策した。

この大滝温泉はこれまで何度か訪れたことがあるが、温泉成分が非常に濃いので有名だ。

施設としては確かに一部循環や塩素も入れており「源泉掛け流し」専門の温泉フリークには「邪道だよ」と敬遠されてしまうかも知れないが、湯がさっぱりしている反面、体が芯から温まり湯上り後の肌もつるっつる!になって何とも気分が良いのだ。

ただし僕の自宅と同じ埼玉県内にあると言っても、最短距離で120kmもあるおいそれとは来れない県内の秘境なのである。

大滝温泉を午前11時に出発した。

秩父鉄道の終着駅である「三峰口駅」に立ち寄った。まだ午前11時過ぎであったが駅前の立ち食い蕎麦屋で天蕎麦350円を注文し早めの昼食とした。

うどんのツユに入れたような蕎麦自体は決して美味とは言えなかったものの、オマケだと言ってワカメやら揚げたニンニクやらを入れてくれたおばちゃんの人情味と爽やかな山の香りのセットとしては上出来な「三峰蕎麦ご膳」となった。

帰路、浦山ダムへ寄った。ここからは秩父市内方面が一望出来るのだ。

このアングルより更に下を見てはいけない。高所恐怖症でない僕でも眼下数100mにわたる湾曲したコンクリート壁を見ると滑り落ちそうな感覚にとらわれる。

ここでちょうどお昼の時間なので好天でもありクルマの量も多くなってくる。長瀞を通過して帰るのはちょっと時間的に無駄があると判断して、皆野寄居有料道路経由を選択したのだが、料金所を通過したタイミングが最悪だった。

僕の前が普通のクルマ、その前がバス、その前が・・・その前が、この有料道路の制限速度である60km/hを3割も下回る40km/hで走る困ったクルマなのである。

この道路は対面通行なので追越することもままならず、終点の寄居折原ICまで延々と大名行列となってしまった。

田舎へ行くと、時折この様な状況となるがいかんともし難いものだ。これははっきり言って犯罪で、速度超過より悪質ではないかと思う。

その後の帰路も午後を少し回った時間帯と言うこともありスムーズな走行が出来て、午後1時半に無事帰宅し360kmのドライブを終えた。


Nov.19 2005
by ORITA KAZUHIKO